このようなすぐれた特徴から航空電子工学をはじめ様々な分野に使用され、NASA(アメリカ航空宇宙局)に使用されるロックシステムにも採用されています。
形状が均一になることで、荷重の意図的な分散が図れずネジ山に対する負荷にばらつきが出てしまいます。
両ネジ部の斜面角度を意図的に変更することで、雄ネジの山頂部分が雌ネジの谷斜面に楔状にくい込む構造になっています。
ねじの継手が激しい衝撃や振動、極端な温度、長時間の過酷な作業および何百万回もの荷重サイクルなどにさらされる場合に、spiralockは理想的で優れた締結技術です。整形外科や航空宇宙産業で使用されているこのテクノロジーを、バイオホライズンズ社は自社インプラントすべての内部スレッドに取り入れました。ねじの谷部分に付与されたユニークな30°の楔状の斜面角により、アバットメントスクリューが確実にインプラントにロッキングされ、また、ねじ山の接続部分全体に荷重が分散されます。spiralockのスレッド形状は、通常のスレッドデザインに比べ、いくつもの利点があります。
標準的なスレッドは軸方向に荷重がかかり、特に軟金属においては、せん断変形の確率を増大させる。
スパイラルロックのスレッドは、先まで荷重を放射状に伝達し、接合強度を大幅に高める。
NASAでも使用されているスクリューロックシステムがBioHorizons 社のインプラントシステムに採用されています。雄ネジと雌ネジを均一に接触させるのではなく、両ネジ部の斜面角度を意図的に変更することで、雄ネジの山頂部分が雌ネジの谷斜面に楔状にくい込む構造になっています。これによりスクリューのプレロード(初期嵌合力)が固定され、スクリューの緩みを防止するとともに強力な維持力が継続されます。